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2008年11月17日

俺は死ぬのか?と思った瞬間

                                いとう建設工業 伊藤 茂男
私が独立してまだ1年も経たない時の事です、太田市金山の恩田様の喫茶店「と〜く」
の新築工事をやっている時でした。
当時は勿論、独立して1年目で営業も現場監督も自分一人でやっていました。
心労か過労か?仕事をしていると顔が熱くなり、しかも、顔の皮が突っ張り真っ赤に膨れ上がるのです。                        顔がでっかくなちゃったぁ〜、て感じです。
でも休息を取り横になって冷やすとものの1時間も経たないうちに回復、
そんな日が何日も続き、だんだん頻度が増してきました。

「これは絶対に何かの病気だな、ヤバイ!」と思い旧新田町にある病院にいき、
いろいろな検査をしたのですが、バリュームを飲むレントゲン検査で何やら引っかかったようです。
担当の医者が「もう一度レントゲン検査します」。

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そしてまた診察、診察室で先生がレントゲン写真をじっと見ています。
「伊藤さん少しお待ちくださいね」
と先生は別の先生とヒソヒソと話し込んでいます、
不吉な時間が過ぎます・・・10分・・15分・・・・20分
「伊藤さんこれを持って東毛がんセンタ〜へ行ってください、紹介状です・・・」
「東毛がんセンタ〜へ   がん?・・・」即、私はそう思いました。
東毛がんセンタ〜は群馬県でも大きなガンセンターです。


レントゲン写真が入っていると思われる大きな茶封筒を渡されました。
茶封筒は完全に密封して有ります。
がんの疑いに間違いはありません。
どうしようか?身体が震えるような感覚、家族の事が脳裏に浮かびます。

茶封筒は完全に密封してあります、でも中を見たい
本人の俺が見る権利あるだろうと思い茶封筒の下をカッタ〜で再生できるように切りました。
中を見たのですがドイツ語で書かれているため私には理解できません。
そこで、病名と思われるいくつかの単語を手帳に書き、太田の大きな本屋さんの中村本屋の
辞典コーナーの2階に行きドイツ語辞典を調べます。
同じ単語があった〜、ガ〜〜〜ンやはりいやな予感は現実のものとなってしまった。
「悪性腫瘍の疑い!」
「俺が癌?この俺が・・33歳だぜ・・・」私は大きなハンマ〜で頭を打たれたかのように
目の前が真っ白?真っ黒?・・・初めて味わう衝撃です。

何をどう考えたら良いか、女房と3人のかわいい子供の顔が思い浮かびます、「どうしたら良いのか?  
どうしたら」     冷静になろう 冷静に考えようと思いながらも
どう家に帰ったか覚えていません。
家に帰り女房にはすべてを話しました。
女房もショックだったようですが、まだ癌と決まったわけじゃないんだから良く調べてもらおうよと。
両親に話をすると心配をするし病気にでもなられてはと思い、東毛がんセンタ〜ではっきり結論がでるまで隠すことにしました。

その次に私の取った行動は生命保険に入る事です、
知り合いの保険やさんに
無審査で保険に入りたいと言い無審査保険で3000万円の保険に入る事ができました。
でも今考えればこの保険がもしもの時本当に支払い可能だったかは今では知る由もありません。
33歳で独立して間もないし、貯金なんて無い でも無審査で保険に入れたので
妻と子供3人と両親、今まで入っている保険と新規の保険でもしもの事があっても少しぐらい食っていけるだろうと少しは安心しました。

それから
1ヶ月近く週1度東毛がんセンタ〜に行き喉検査・喉の組織などを採集しついに検査結果の日を迎えました
「したい事はマダマダ一杯ある、造りたい家だって全然造ってないよ、
どうにか生きたい、生かして欲しい すべての神様にお願いします」
と祈ります。
診察を待つ間にいろいろな事が頭の中を駆け巡ります、絶対俺は死なん。死なん。絶対に。

「伊藤さんどうぞ」
「すべての検査結果が出ましたよ」検査書を先生が見ます、しばらく無言・・・・・
この時間がなんとも言えない時間。
生きれるのか?
癌なのか?

先生がおもむろに話し始めます。

「・・・・伊藤さんこのレントゲン写真を私が始めて見た時から、
私はこんな所に出来る癌はジャンボ宝くじを
            当てるくらい難しい確立だと思っていましたが、
やはり癌は、伊藤さんありませんよ、
間違いなくない。
無い事は証明されたよ、良かったね。
1ヶ月近く悩んだでしょう、でも良かった、良かったね」
と先生が言ってくれました。
「・・・ありがとうございます」としか言えませんでした。

良かった〜神様は本当にいるんですかね?
それとも誤診した?先生がアホだったのか?
早々に帰宅し女房を安心させその足でレントゲン写真を旧新田町のある病院に
レントゲン写真を帰しに行きました。

「おお〜○村! 俺は癌じゃなかったぞ、良く診察しろよ・・バカヤロォ〜」
と言いたかったのですが先生は不在でした。

晴れ晴れした気持ちで自宅に帰ります。
何度も通っているいつもの農道は今まで気づかなかった、
小麦色の田んぼと秋空がどこまでも続いています。
秋はこんなにきれいだったのか、俺が住んでいる所はこんなに自然豊かな町だったのか
普段何気なく見ている景色はそう感じられます。

小麦色の田んぼと青と白いウロコ雲の秋空を見た時
俺は生きているんだ・生かされているんだなと実感しました。
「生きる」という事を33歳の工務店を始めたばかりの
私に教えてくれたのはやはり神様だったのかもしれません。

後日談ですが、私が見てもらった旧新田の病院は
その後つぶれて名前を変え診療しています。
でも誤診?をした○村は院長になってやっています。

でも人間として 家族を持つ大人として 
あの時私の生き方 考え方は 確かに変わったように感じます。
もしかしたら?
私はあの時生まれ変わったのかも知れません。

長い話に成ってしまいましたが読んでいただいた方に感謝します。
私は今日も元気に家を造るお客様がどうしたらもっともっと
喜んでくれるかを考えながら家づくりをしています。

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posted by 建築屋のおやじ at 09:28| Comment(1) | ●俺は死ぬのか?と思った瞬間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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